Month: 1月 2010

人の痛みを知る

Posted by – 2010年1月29日

YUTAKA
齊藤 豊

ハイチ大地震

2008年にこの国を襲ったハリケーンの被害からようやく立ち直ろうとした時に、ハイチ共和国を襲った大地震。地震発生から2週間目に入った被災地では、死傷者数が恐ろしいほどの数に上っていますが、それを超えるほどの深刻な被害状況も明らかになってきています。多くのハイチの人々の生活が破壊されました。支援活動を遂行するためにも必要な社会インフラが機能していません。
地震の犠牲者は17万人以上、被災者は総人口の3分の1に相当する約300万人とも。死者がさらに増える恐れも強い。
自宅を失い仮住居などを必要としている被災者は約100万人に達していると報告されています。

人口の半数近くが18歳未満で、約40パーセントが14歳未満のハイチ。
そのハイチの子どもたちは、今回の震災発生前から非常に困難な状況に置かれていました。ハイチは、世界で最も貧しい国の一つで、 179カ国中148番目に位置づけられています。長年にわたり、政情不安や自然災害にも悩まされてきました。定期的に収入が得られる仕事に就いているのは、国民の50人に一人に過ぎません。子どもたちは、家庭が貧しければ貧しいほど、保健や教育などの基本的な社会サービスの恩恵を受けられないという状況でした。
数え切れないほどの子どもたちや女性たちが、栄養や水、教育、暴力などからの保護など、人として最低限必要なものさえ手に入れられない状況だったのです。

また、ハイチの人口密度は非常に高く、子どもたちの10人中4人は、非常に小さな土や泥の床しかない家の中で、大人数の家族とともに生活してい ます。5人以上の家族が、たった一間で生活している家庭も少なくありません。子どもたち は、この国のいたるところで困難に直面し、多くは、その困難を抱えたまま、大人になってしまっていたのです。
「良い」時でも安全な飲料水や衛生環境の確保が容易ではない地域を襲った大地震。伝染病の発生が強く懸念されます。食糧や 医療、飲料水などの支援物資の配布作業にも、大きな困難がつきまといます。少なくとも数千人にのぼるとみられる孤児や家族と離れ離れになった子どもたちは、虐待や人身売買や臓器売買の危険にもさらされています。
こうした状況であるからこそ、特に、最も弱い立場に置かれてしまう子どもたち への支援が緊急に求められています。

今回の地震での災害援助の特徴として、大規模国家の支援だけでなく、小国や貧困国、さらには世界金融危機の財政危機下に置かれている国からも人的援助が行われるなど多方面な広がりを見せています。多くの個人支援も同様に多方面から寄せられています。

まだまだ現地では、医療 資材や医薬品、安全な飲料水、衛生環境の確保、仮設住居など、さらに多くの支援が求められています。

私たちはこのような事態に対して、他人事でないという意識を持たなければなりません。
これは、テレビの中の出来事ではなく、すごそこに起こった現実です。
同じ地球で、同じ時代に生きている人間として、できることをするべきではないでしょうか。
知ること、伝えること、動くこと、それぞれのやり方でいいんだと思います。
飲み代一回分がまんして寄付するだけでも、1人の命を救えるかもしれません。

*** 寄付金によりできること ***
10,000円で、けがややけどを負った人の治療のために、医療用包帯を50セット用意できます。
50,000円で、家を失った人びとが雨露をしのぎ、寝食の場所を確保するためのシェルター資材19世帯分を用意できます。
80,000円で、500人分の飲用水を供給できるタンクのセットを設置できます。

ユニセフ http://www.unicef.or.jp/kinkyu/haiti/2010.htm
日本赤十字社  http://www.jrc.or.jp/contribution/l3/Vcms3_00001446.html
国境なき医師団 http://www.msf.or.jp/news/2010/01/2227.php
プラン・ジャパン http://www.plan-japan.org/topics/100113hait-eq/

その他いろいろ。
詐欺には御注意!
ハイチ

MEDIA情報

Posted by – 2010年1月24日

face1/24発売のHUGE 3月号 (P.77)「NEWONE」でアイテムが掲載されています。